神戸アドベンチスト病院 ロゴ

特殊外来 睡眠時無呼吸外来 > CPAP療法に関する Q & A

「睡眠時無呼吸外来」へ戻る


CPAPの導入について

Q 毎日着けなければいけませんか?

できれば毎日CPAP装置をお使い頂くことが望ましいのですが、慣れるまで時間がかかる方もいらっしゃいます。始めのうちは数時間からで結構です。一晩着けられるようになるまで数ヶ月かかる方もいらっしゃいますので、焦らずに取り組んでください。

Q CPAP治療は一生続けなければなりませんか?

患者さま個々の状態、無呼吸が生じる原因によって異なりますので、一概にお答えすることはできません。ただ、肥満傾向が主要因である方などはCPAP治療と共に減量に取り組んでCPAP治療を終了する場合もあります。

Q 毎月通院しなければならないとききましたが、なぜですか?

健康保険でCPAP治療を受けるためには毎月の外来が必要です。また、外来ではCPAPの治療・使用状況を確認するために、データ管理による指導を行っており、必要に応じて患者さま個々の状態に合わせた適切な処方を再設定します。まれに使用状況が悪いことを指摘されることが嫌で、受診をためらわれる方がいらっしゃいますが、気になさらず、逆にどのようにすれば継続して使えるかを相談に乗らせていただきます。

Q CPAP機器は購入できますか?

販売は行っていません。医療機器ですので、定期的な医師の指導が必要であると考えております。毎月の外来で得られる患者様の状態に合わせて機器やマスクの種類の変更を含む処方調整を行うことや、機器やマスクに不具合があった場合の無償交換・メンテナンスの観点から、現時点ではレンタルでのご使用をお勧めしています。

Q 機械の操作が苦手で使える自身がありません。

どなたでも使えるように操作は簡単になっております。帝人在宅医療という業者から機械をお持ちし、説明をしてくれます。その後も機器に関してはコールセンターなどのサポート体制も整っております。


治療の継続について

Q 本当に効果があるのかわかりません。
 ~症状が改善したようなのでCPAP療法をやめてもいいですか?

CPAP装置を使用し始めると、日中の眠気などの症状が改善し、治ったかのように感じられる方も多くいらっしゃいます。しかし実際は、CPAP治療を継続していることで症状がコントロールできている場合が多いのです。自己判断で中止すると、眠気が再発したり、合併症が悪化したりする可能性も考えられます。治療効果を見るための簡単な検査もあります。指先にセンサーを取り付けて一晩寝ていたくだけですので簡単です。

⇒(対応)夜間のパルスオキシメーター測定(CPAP有と無の2晩)

やせればCPAP治療をやめられますか?

減量によってCPAP治療をやめられる可能性はあります。しかし、肥満の他に顎や顔面の形態的特徴により気道が狭められていることもありますので、やせたとしてもCPAP治療の継続が必要になる場合もあります。大切なのは、原因をきちんと把握して適切な治療法を選択することです。


使用感について

PAPからの空気圧が気になってなかなか眠れません。

処方圧にもよりますが、慣れるまでは呼吸がしにくい、息苦しいと感じることがあるでしょう。CPAP装置には、入眠後に徐々に圧を上げる機能や吐くときに圧を下げる機能がついていますので、これらの機能を使うことでスムーズにおやすみ頂けるかも知れません。

⇒(対応)S9に機種変更。EPR機能により吐きやすくする機能があります。 また、不要に圧力が上がって息苦しさを感じる場合もあります。

無意識のうちにCPAPをはずしてしまっています。

原因として、設定されている圧が状うまく合っていない・鼻の通りが悪い・CPAPの圧に慣れていないなどいくつかの可能性が考えられます。

⇒(対応)データを見て最大圧力を下げる。

お腹が膨れる感じがします。

無意識に空気を飲み込んでしまうことによるもので、呑気(どんき)症といいます。おならが出やすくなる場合もあります。圧の調整で症状が改善することもあります。

⇒(対応)データを見て最大圧力を下げる。

眠気が改善せず、CPAPの効果が感じられません。

元々SASの自覚症状が強くなかった方は効果を感じにくい場合もありますが、 心臓をはじめ無呼吸に起因するお体の負担は確実に改善しています。じっくり継続的にご使用頂くことが大切です。苦しくなく、正しく使えているのに眠気が改善しないという場合は、処方圧が適切でない可能性もあります。

⇒(対応)データを見て圧力を調整する。

⇒(対応)中枢性無呼吸を疑う。簡易検査による導入をした患者様にはPSG検査を実施。

目や口が乾燥します。

マスクの上下からの空気漏れが乾燥の原因になる場合があります。寝返りの際の少しくらいの漏れであればそれほど神経質になる必要はありませんが、常に空気漏れがあるような場合はマスクの再調整・フィッティングの見直しを行います。

⇒(対応)業者が患者様を訪問し、マスク調整を行う。口を開けていると口から空気が漏れて乾燥の原因にもなります。

⇒(対応)チンストラップを着ける。フルフェイスマスクに変える。

鼻や喉が痛くなります。

冬季は空気が乾燥しますし、マスクから冷たい空気が出てくることで鼻や喉が刺激されたり敏感になったりして不快な症状が出る場合があります。部屋全体の温度や湿度を調節することで幾分か症状が和らぐかも知れません。CPAP装置専用の加湿器もあります。

⇒(対応)加湿器を使用する場合、お手入れの手間や精製水のコストが発生することを案内。


機器・マスクについて

マスクと接触する鼻周りが赤くなったりかぶれたりします。

多くの場合は、マスクの締め付けすぎが原因だと考えられます。マスクフィッティングが適切かどうか確認が必要です。また鼻柱を覆わないマスクもありますし、業者に手配をし、交換に伺います。

マスク内が結露します。

水分を含んだ空気がエアチューブ内で冷やされることが原因です。方法はチューブが冷えないよう専用のチューブカバーをする。また室内を暖かくする。また加温チューブというものがある機種があります。(加温チューブはS9のみ対応)

機械の音がうるさくて眠れません。

空気が漏れているような「シューシュー」という音がする場合は、まずCPAP装置とエアチューブ・エアチューブとマスクがきちんとつながれているか確認してみましょう。マスクフィッティングが適切でない場合やマスクの部品がはずれている場合も空気漏れの音がすることがあります。機械の異常も考えられるので一度、業者に点検してもらうといいでしょう。



ページトップへ戻る