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慢性肝炎の新しい治療法

神戸アドベンチスト病院 消化器内科 水間美宏

【ペグインターフェロン・リバビリン併用療法】

 慢性C型肝炎はC型肝炎ウイルスが原因でおこり、放置すると長い経過を経て肝硬変そして肝細胞癌へと進んでいきます。
今までも、ウイルスを体の中から排除するためのインターフェロン治療が行われてきましたが、従来は、週に3回、病院に来て注射する手間が必要でした。
ペグインターフェロンは、週に1回の注射で効果が続く新しいインターフェロンです。また、ペグインターフェロンにリバビリンという飲み薬を併用し、48週間治療するのが、今もっとも新しい治療法となっています。
 これによって、従来のインターフェロンでは効きにくかったケースでも、半分の人でウイルスがいなくなり、9割の人で肝機能が正常の2倍までに改善されるようになりました。たとえウイルスが残っても、肝機能を改善すれば、肝細胞癌になりにくくなるのです。

治療前に必要な検査

 GPT(ALT)など肝機能を調べる血液検査や、超音波検査やCTによって、肝炎の進み具合を調べます。また、C型肝炎ウイルスの種類や量も調べます。
 副作用として、うつ病、肺炎、不整脈、甲状腺機能異常、糖尿病、網膜症などがおこることがあるため、あらかじめ胸部エックス線写真、心電図、甲状腺ホルモンや血糖の血液検査、眼底検査などをして、副作用を避けるようにします。

治療中に気をつけること

 最初の数日間は、ちょうどインフルエンザにかかったときのような発熱、関節痛などの症状がおこりますが、解熱鎮痛薬を使えば軽くできます。
 貧血が進むことがあるため、最初の2週間は入院していただき、毎週、血液検査をして、必要ならくすりの量を減らしたり中止したりいたします。
 女性で妊娠する可能性のある方、男性でパートナーが妊娠する可能性がある方では、治療中、治療後の6ヶ月の避妊が必要です。

その他の詳しいことは、医師にお尋ね下さい。

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